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2012年05月30日

御礼(岩手県:びーちいっぱ)

岩手県のビーチバレークラブ、びーちいっぱの板垣さんより御礼が届きましたので掲載いたします。


「東北ビーチバリヤー応援プロジェクトにご賛同いただいた団体・個人のみなさまへ」

皆様はじめまして。岩手のビーチバレーチーム「びーちいっぱ」事務局をしております板垣と申します。

この度の応援プロジェクトによるご支援、本当にありがとうございます。全国のビーチバリヤーの皆様のお気持ちが本当に有難く、またビーチバレーの力といいますか、そういうものを改めて感じ、チームメンバー一同、心から感謝しております。ありがとうございました。

 さて、ここで岩手の現状と今後についてお知らせしようと思います。
 我々のホームビーチは今回の震災報道で一気に全国区になってしまった陸前高田市・高田松原海岸でした。報道等でご存知のとおり街並みはほぼすべて壊滅し、砂浜については地盤沈下の影響によりすっかり海の底に沈んでしまいました。震災前の地図をご覧いただければ一目瞭然ですが、国道45号線より東側(海側)はすべて水に漬かった状態で、防潮堤の残骸や「一本松」の残る一部の土地が残っているだけという状態です。また、海岸近くにはチームの備品を置く倉庫(地元バレーボール協会から間借り)もあり、建物自体は残っていましたので、震災2ヶ月後に使えるものはないかと海を超えて倉庫へ行って見ましたが、中身はほぼすべて流されており、砂に埋まっているものも掘り出してみましたが、使えるものは全くないという状況でした。

 岩手県はその海岸地形から広い砂浜があまりなく、移動にも時間がかかるため、ビーチバレーのできる環境は限られています。その一番の場所がなくなってしまい、また陸前高田に住むメンバーについては、家を流された者、家族に被害のあった者もおり、そんな状況でビーチバレーを再開することができるのか、また、被災した現地の方々の心情を考えると再開していいのか、という忸怩たる想いで過ごした1年でした。

 今回、プロジェクトの発起人である田里さん、浜田さんが来仙するということで、岩手からも参加させていただきましたが、お二人からはもちろん、多くの方々から励ましや「激」をいただき、今まで一歩を踏み出せなかった自分たちを後押ししてくれました。おかげで「岩手でもやるぞ!」という強い決意を持つことができました。場所や規模は期待できませんが、今年は必ず岩手でのビーチバレーを再開したい。それがプロジェクトに協力してくださった皆様のお気持ちに報いることだと思いますので、とにかく今年は再開し、継続していくことを最大の目標にして活動していこうと思います。

 幸い、陸前高田市においてコート1面がやっと張れるだけのスペースがあるようなので、とりあえずそこで何とかやっていければと思っていますし、内陸部で場所の確保をするための動きも始めています。時間はかかりますが少しずつやっていくしかないので、メンバーで力を合わせてがんばっていこうと思います。
 最後になりますが、皆さまのお気持ちに応えるためにも、また岩手のビーチバレーを途絶えさせないためにも、必ず岩手でも復活させます!時間はかかりますが、暖かく見守っていただければ幸いです。今回は本当にありがとうございました。


                            岩手県びーちいっぱ 板垣


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Posted by ga-ku at 17:30│Comments(0)御礼
 
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